とり麺や五色 一色@松本市

ささやき次郎

2017年12月25日 10:10

ラーメンフリークと忘年会。
会場はとり麺や五色。
こちらでは「フリースタイルヌードル一色」と称して一杯のラーメンからコース料理まで自分の食べたい料理をフルオーダーで造って頂けます。
ラーメン一杯は日にちを決めての予約制・コースは予算・人数に応じて貸し切りとの事。
今回はすわたろうさんの呼びかけに応じたフリークが集まりました。


社会人の都合上集まる時間がまちまちなのですが、そこも加味して店主は肴を用意してくれていました。












瓶ビールで乾杯すると、出てきたのはこちら。

天然鰤のカマ焼き・鹿肉のベーコン・自家製スモークのアーモンドとジャイアントコーン。
これ、スタートからとばしてます。

天然鰤のカマはかなりの大きさのもの。
絶妙の焼き加減な身をほぐして骨を抜いてから提供。
ふんわり柔らかく塩加減が絶妙。
鹿肉のベーコンはしっとりして旨味しっかり。
自家製スモークのアーモンドとジャイアントコーンもビールに良く合います。








次なる素材はシマアジ。
見るかに脂ののっていそうな鯵。このまま御造りにしても美味しそう。
その鯵はみるみる内に三枚におろされていきます。
オープンキッチンで調理工程が見えるのはライブ感ありエンターテイメント性もありますね。









鯵は臭みなく旨味のがすごい。
ご飯はお得意の十五穀米。
鯵の上にのるのはチョロギ。
あまり馴染ない食材をガンガン使ってくるのも五色流。







お酒も料理に合うものをチョイスして頂けます。

左からスペインの白ワイン。スペイン人が日本料理に合うワインとして作ったもの。ラベルもスペイン製。

真ん中は大信州槽場詰め。これプレミアかと。フレッシュでスイスイ行けるので気を付けないとかなり酔います。


右は同じく大信州のスパークリング。
こちらは、瓶詰めの状態ですとクリアな見た目ですが、封を開けると沈んでいたオリが一気に沸き上がり濁ります。
ワイングラスで頂くと香りがより一層楽しめます。
















左から熟成サーモンとパッションフルーツのイミテーションキャビア。

熟成サーモンのねっとりとした旨さにパッションフルーツの爽やかな甘さが絶妙。


中央は鹿肉のリエットをバケットでサンドしたもの。
鹿肉のクセは香辛料で抑えられパリッとしたバケットとの相性が良い。
さりげないオリーブオイルがニクイ


左はつぶ貝のスパイス煮
スパイス煮ですが、驚くほど食べやすい。
更に、「一度抜いてありますので」との事で肝の部分まで簡単に引き抜けます。このひと手間が嬉しい。
とある御大はあまりにお気に召したのか「なぜ2つ無い」と冗談を(笑)











ヘーゼルナッツとあん肝のスープ。
全員が驚嘆の声を上げた逸品。
薫りを逃さない様にと蓋をされた状態でサーブされたスープは素晴らしの一言。
ナッツの香ばしさは勿論、あん肝の旨さが恐ろしいほど詰めこまれたスープ。
これだけで一つの料理として完結しているといっても良いほどのもの。










縞鯵と香味野菜

セロリ・みょうが・カイワレ等の野菜と共に頂いても負けない鯵の強さ。













老取り(廃鶏)

これ、鶏肉好きにはたまらないかと。
甘めのソースに噛み応えしっかりのもも肉。当然旨味も。











若鶏と老鶏の食べ比べ。
左が老鶏右が若鶏。
中央に見えるのは卵黄の醤油漬け。

味の違いがわかり易くシンプルに焼き上げてくれました。

この老鶏がすごい。かための肉質なのですが、味わい深く旨さも若鳥とは別物。

若鳥もブロイラーとは違い、旨さに丸みがありまますね。

卵黄の醤油漬けをつけて食べるのは至福。この卵黄の醤油漬けだけでもご飯が進みそう。
















老鶏の清湯ラーメン(仮称)

〆は勿論ラーメン。
老鶏の全てを味わいつくせます。
スープは薄味なのですが、鶏の旨さが優しく、しかししっかり伝わるもの。
鶏油も老鶏。これ、自分の知っている鶏油とは違いますね。香りよく勢いもあるのですが、しつこくない。
西沢さん曰く「餌や育った環境でも違ってくるんでしょう」とのこと。












麺はお馴染みの全粒粉。
優しいスープに馴染みます。















最後はデザート。
杏仁豆腐のムース。

これ、手が込んでますね。見た目や食感はムースなのですが、味わいは杏仁。


最後までしっかり楽しませて頂きました。

次は新年会と称してお願いしそうです(笑)



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